位置情報に疑問のある「ボーリング柱状図」の事例
-独自調査及び独自評価による-
このページについて
  • 事務局では,過去に地盤情報データベースを構築する目的で,インターネットやCD-Rなどで公開・提供されているボーリング情報を収集・精査・検討する機会がありました。
  • その過程で,「位置情報(緯度・経度・標高)に疑問のあるボーリング情報」を偶然に発見しました。
  • ボーリング情報を有効活用するために本ページで公開しますが,決して,恣意的に掲載しているわけでは無いことを,予めお断りいたします。
  • 皆さんが以下の各ボーリング情報を利用される際には,ボーリング柱状図等に記載されている位置情報をそのまま利用すること無く,ご自身で納得されるまで,電子地図などを利用した確認作業を実施されることを強く推奨します。
  • 印刷用資料を用意しました。 こちらからダウンロードしてください(最新版は制作中)。
測地系に疑問のある(調査)業務名一覧

  • 事例番号   : Case-A_01
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 東広島バイパス海田高架橋地質調査業務
  • 疑問点など : 孔口位置が道路から南東方向に約400mずれているようです。
  • 推定原因   : 日本測地系と世界測地系を取り違えた可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseA_02
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 平成15年度41号美濃加茂BP(中川辺地区)地質調査 及び 平成15年度41号美濃加茂BP(石神地区)地質調査
  • 疑問点など : 中川辺地区では,孔口位置が道路から南東方向に,石神地区では,孔口位置が道路から北西方向に,いずれも約400mずれているようです。
  • 推定原因  : 日本測地系と世界測地系を取り違えた可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseA_03
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 岡山西バイパス(1工区)地質調査業務
  • 疑問点など : 複数のボーリングが二重に登録されています。更に,いずれもが南東(北西)方向に約400mずれているようです。
  • 推定原因  : ボーリングデータベースを構築する際の確認ミスと,測地系の取り違えが考えられます。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseA_04
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : まさかり橋外地質調査業務
  • 疑問点など : 孔口の位置が道路から南東方向に約400mずれています。
  • 推定原因  : 日本測地系と世界測地系を取り違えた可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseA_05
  • 出   典  : KGDB-2005
  • 業務件名  : 未記載 (都市高速環状線・姪浜駅付近)
  • 疑問点など : 孔口位置が道路から南東方向に約400mずれてい
  • 推定原因  : 日本測地系と世界測地系を取り違えた可能性があります。
  • 最新の情報: 2018年版では修正されています

  • 事例番号   : CaseA_06
  • 出   典  : KGDB-2012
  • 業務件名  : 福岡高速5号線第504工区(野芥~次郎丸)地質調査業務(その1)
  • 疑問点など : 孔口位置が道路から南東方向に約400mずれてい
  • 推定原因  : 日本測地系と世界測地系を取り違えた可能性があります。
  • 最新の情報: 2018年版では修正されています

  • 事例番号   : CaseA_07
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 阪神高速道路地質資料大阪守口線, 阪神高速道路地質資料4梅田-空港編, 阪神高速道路地質資料6天満・城北編
           阪神高速道路地質資料8.生田・茸合編, 阪神高速道路地質資料11湊町-堺編, 阪神高速道路地質資料13津守・安治川
  • 疑問点など : 孔口位置が道路から微妙にずれています。
  • 推定原因  : 原因は不明です(真偽判定不可能)。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseA_08
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 阪神高速道路地質資料大阪湾岸線(1)編
  • 疑問点など : 孔口位置が道路から微妙にずれています。
  • 推定原因  : 原因は不明です(真偽判定不可能)。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseA_09
  • 出   典  : KGDB-2005
  • 業務件名  : 未記載 (鹿児島市谷山港)
  • 疑問点など : 孔口位置が港湾施設(岸壁)から微妙にずれています。
  • 推定原因  : 原因は不明です(真偽判定不可能)。
  • 最新の情報: 修正版が発行されたかどうか未調査です。
登録そのものが疑問である(調査)業務名一覧

  • 事例番号   : CaseB_01
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 那智勝浦道路(木ノ川地区)地質調査業務
  • 疑問点など : 同じ座標に,ほぼ同じ内容のボーリングが2本存在しています。
  • 推定原因  : ボーリングデータベースを構築する際にミスが発生した可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseB_02
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 青森港土質調査 及び 昭和42年度青森港新北防波堤及び沖館地区船溜り地質調査工事
  • 疑問点など : 同じ座標に,内容の異なる2種類の土性図が存在します。
  • 推定原因  :ボーリングデータベースを構築する際にミスが発生した可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。
位置情報そのものに疑問のある(調査)業務名一覧

  • 事例番号   : CaseC_01
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 横須賀トンネル地質調査
  • 疑問点など : ボーリングの孔口位置が明らかに間違っています。
  • 推定原因  : 座標値を読取る際にミスが発生したか,転記ミスの可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseC_02
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 日置排水樋管外1件地質調査業務
  • 疑問点など : ボーリングの孔口位置が明らかに間違っています。
  • 推定原因  : 座標値を読取る際にミスが発生したか,転記ミスの可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseC_03
  • 出   典  : Geo-Station
  • 業務件名  : 一般国道202号線道路改良上多以良橋地質調査委託
  • 疑問点など : ボーリングの孔口位置が明らかに間違っています。
  • 推定原因  : 座標値を読取る際にミスが発生したか,転記ミスの可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。
標高値など高さ情報に疑問のある(調査)業務名一覧

  • 事例番号   : CaseD_01
  • 出   典  : KuniJiban
  • 業務件名  : 西区康生通附近ボーリング工事
  • 疑問点など : 標高値が現況と合っていません。
  • 推定原因  : 原因は不明です。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseD_02
  • 出   典  : Awajiban
  • 業務件名  : 通常砂防事業(調査委託)[鳴門市撫養町斎田(第3分割)]
  • 疑問点など : T.P.(標高)ではない基準が使われています。
  • 推定原因  : 独自の工事基準が使われているならば誤りではないが,どの基準を使用したかは明示すべきです。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseD_03
  • 出   典  : Kagoshima
  • 業務件名  : 県営住宅委託(緑ヶ丘団地18号棟地質調査)
  • 疑問点など : 高さの値が現況(標高)と合っていません。
  • 推定原因  : 「K.B.M」のまま公開されている可能性があります。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。

  • 事例番号   : CaseD_04
  • 出   典  : Fukuoka
  • 業務件名  : 地下鉄3号線地質調査業務委託ほか
  • 疑問点など : 「T.P.」であると記載されていますが,実際の標高と大きく乖離しています。
  • 推定原因  : 福岡市独自の「工事基準面」が使用されていますが,そのことが柱状図に記載されていません。
  • 最新の情報 : 2024年10月中旬現在,修正されていません。
参考情報

  • ボーリング柱状図に「測地系」の記載欄が無いために起こりうる問題の事例。
  • 掘削時期が「2007年」以後の場合も,旧測地系が使われていた事例が多々存在するので,後処理を行う前に測地系気を付けてください。
  • ボーリング情報が一般に公開されているウェブサイトの中には,ボーリング柱状図(PDF)しか公開されていないサイトが多いので,特に気を付けてください。

  • 紙の柱状図では孔口高さの表記は様々である,という事例
  • 現在では,高さの基準として「標高(T.P.)」が使用されていますが,以前の柱状図では様々な表記方法が採用されていました。

  • 地形情報を利用する際に,記載内容に十分留意する必要がある事例
  • 防災科学技術研究所から公開されている「地すべり地形分布図」には,未整備の場所が少なからず存在するので,ご注意ください。
  • 地形図に記載されていたトンネル(隧道)の位置がズレていた事例があったので,同様の位置情報を扱う場合には,十分ご注意ください。
引用情報
  • Kunijiban : 国土地盤情報検索サイト, 国土交通省; (国研)土木研究所; (国研)港湾空港技術研究所; 公開先リンクはここ
  • KGDB-2005 : 九州地盤情報共有データベース2005, (公社)地盤工学会九州支部; DVDによる有償頒布
  • KGDB-2012 : 九州地盤情報共有データベース2012, (公社)地盤工学会九州支部; DVDによる有償頒布
  • Geo-Station : 統合化地下構造データベース,  (国研)防災科学技術研究所; 公開先リンクはここ
  • Awajiban : 徳島県地盤情報検索サイト, 徳島県 ; 公開先リンクはここ
  • Kagoshima : かごしま地盤情報閲覧システム, (公財)鹿児島県建設技術センター ; 公開先リンクはここ
  • Fukuoka : 福岡Webまっぷ, 福岡市 ; 公開先リンクはここ