岩手県:三陸海岸北部高位段丘面の「をの型集落」」
集落や地形の特徴

台地・段丘,高位段丘面,開析谷中間部,をの型集落,集落空間

地形(標高段彩図)とシームレス地質図の三次元イメージ
段彩図上で1回クリックすると,産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

「三陸海岸」の北部には,「海成段丘(海岸段丘)」が広く分布しています。
特に,小袖漁港付近では標高150m~200m弱の「高位段丘面(後期チバニアン期:約15万年前)」が卓越しています。
「小袖川」などの「下刻侵食」が活発で,多くの「開析谷」が発達した結果,高位段丘面自体が無傷である場所が少なくなってきました。
その少ない平坦地に「三崎」や「館石」といった集落が形成され,特に三崎集落には周辺を含め小学校が2校,中学校が1校も建設されています。
これは,海岸に平地が少なく住宅などが作れないためで,結果的に津波被害の低減に役立ったはずです。
微地形と集落空間 : をの型集落(台地・段丘 > 中位面・高位面:開析谷中間部)

  「小袖集落」から「三崎集落」とその中間の段丘面上には多くの民家が建設されています。
また,若干侵食谷(開析谷)が侵入しつつある「館石集落」にも若干の民家が建設されています。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「をの(上代語)型集落」とは「台地・段丘の高位面と中位面の周辺部にあり,開析谷に挟まれた小高い台地・段丘面に形成された集落」のこととされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている 「小袖集落」と「三崎集落」及びその中間と「館石集落」は,この「をの型集落」に該当すると考えています。
【引用情報・参考情報】

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