岩手県:三陸海岸(洋野町~久慈市)の海成段丘群
地形の特徴

海成段丘(海岸段丘),隆起海岸,海食崖

地形と標高段彩図の三次元イメージ : 田野畑村~宮古市田老
‼マウスオーバー‼    地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

北部「三陸海岸」は,「海成段丘(海岸段丘)」が広く分布することが知られています。
本ページでは,「洋野町(北)」から「久慈市(南)」にかけての海成段丘を紹介しますが,段丘以外で特徴的なのは,
ジュラ紀から白亜紀にかけての付加体・混在岩(Me)及び閃緑岩類(Di)と,同時期の礫岩(Ga1)の境界が急崖である点でしょう。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ:洋野町付近

「洋野町地区」で最も広大な面積を占めているのは「H2段丘面」と「H3段丘面」です。
「H4段丘面」と「H5段丘面」は,確認することがむずかしいほど狭小なようです。
種市漁港や八木港付近に分布する,標高30mより低い平坦地は,「渡辺(2015)」の「M段丘面」に該当すると思われます。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 久慈市侍浜付近

本イメージの範囲では,「H2段丘面」,「H3段丘面」に加え,「H4段丘面」が出現しています。
ただし,,「H3段丘面」と「H4段丘面」,特に後者は河川による浸食によって,台地の部分が削り取られてしまっています。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ:久慈市小袖海岸付近

「H2段丘面」と「H3段丘面」を確認できますが,その境界を区別することがむずかしいほど漸移的です。
また,「三崎側」の両段丘面は,比較的平坦地が残されていますが,反対の基部側は,河川の浸食が激しく原形を留めてはいません。
「小袖海岸」では,高さ数十メートルにも及ぶ断崖絶壁(海食崖)となっており,「H3段丘面」が直接太平洋に接しています。
【空中写真】

久慈市街~三崎~十府ヶ浦にかけてです。
十府ヶ浦の右側(南側)から,画像中央下にかけて,一見すると断層崖?,と思わせる直線状の崖が走っていますが,
これは,ジュラ紀から白亜紀にかけての付加体・混在岩(Me)及び閃緑岩類(Di)と,同時期の礫岩(Ga1)の境界です。
なお,津浪を軽減する目的で大震災後に建設された「久慈湾口防波堤」がうっすらと写っています。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】