岐阜県:四ッ岳溶岩の贈り物,平湯大滝
地形の特徴

瀑布,直瀑,谷頭侵食,溶岩流,岩屑なだれ

地形・地質の三次元イメージ : 四ッ岳溶岩と平湯大滝
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図」を表示します。

「平湯大滝」は,新生代第四紀完新世(約4万年前頃)に,「四ツ岳(2745m)」から噴出した安山岩~デイサイトの溶岩に掛かる,日本有数の滝です。
注1 地質図のスケールは「1/20万」です。 実際の溶岩の位置と地質図との間には,若干の乖離があります。
注2 地質図では,溶岩流,火砕流(火山砕屑岩流)と山体崩壊による「岩屑なだれ」がまとめて彩色されています。
地形の三次元イメージ : 平湯大滝

「平湯大滝」が存在する「大滝川」は,滝の手前で(仮)右股と(仮)左股に分かれますが,滝は右股にしか存在しません。
左股の地質は「ジュラ紀付加体(砂岩優勢層)」です。
一方,右股は付加体の上に「岩屑なだれ」や「溶岩流」が流れ込んでいます。
溶岩流は,侵食に強い性質があるため,滝となって持ちこたえている,と考えられます。
標高データによる河床縦断図(概略)・記事

河床縦断図は,5mDEMあるいは10mDEMを利用して推定したものです。
現場検証などを行っていないため,確定的ではありません。目安とお考えください

【記事】

  • 国土地理院の標高データを利用して「河床縦断図」を作成しました。 公称落差である64mと調和的な値と言えます
  • 落水の途中に段差は無さそうなので,「直瀑」あるいは90゜近い岩壁を滑り落ちるようにして落下する「準直瀑」と思われます。
【現場写真】:平湯大滝
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。拙い説明文を表示します。

「平湯大滝」を構成する断崖は,全てが四ッ岳溶岩でありません 。その証拠に滝の右下には,溶岩ではない別の地層が顔を見せています。
資料によると,四ッ岳溶岩が噴出する以前(10万年より古い)に発生した,「烏帽子岳火山」の北側の「山体崩壊」による堆積物(岩屑なだれ)とのことです。
記事・・引用情報・参考情報

【記事】

  • 「乗鞍火山」は,活火山に分類されていますが,その最終活動は約2000年前頃とされており,有史以後に限ると地震以外にありません。
    「常時観測火山」となっていますが,噴気地帯などは無いので,平穏な火山と言えるでしょう。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】