糸洲の壕(ウッカーガマ)
糸満市糸洲
写真撮影時公共事業(工事)のため,立ち入り禁止でした。            撮影:2016年11月。
記 事

 ウッカーガマの中にも川が流れています。
 下記②資料によると「轟の壕」と「ウンジャーガマ」に繋がっており,標高から考えると,ウンジャーガマ⇒ウッカーガマ⇒轟壕へと川が流れているようです。
 特に,ウンジャーガマとは人が通行できた,とのことなので,実質は一つのガマ(鍾乳洞)であったと言えるでしょう。 

 ウッカーガマ~ウンジャーガマは大きな鍾乳洞のため,以前は平和教育(学習)に利用されてきましたが,民地(農地)であることに加え駐車場が無いためなどの理由で,再開後も団体での利用はできないようです。

地下壕の概要

・規 模:長さ200m超
・形 態:鍾乳洞
・使用者:地域住民,陸軍
・遺 品:
・土 質:琉球石灰岩

関連情報

① 「ウッカーガマ」」,沖縄の戦跡ブック『ガマ』,p.97,沖縄県高教組教育資料センター編集,2009年,ISBN978-4-903042-16-9
② [54 ウッカーガマ],三和地区ガマ解説
③ 糸洲の壕(ウッカーガマ):沖縄県戦争遺跡詳細分布調査(Ⅰ)―南部編―,沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書第5集,pp.26-27.,2001

概略位置
最終編集日:2021年9月3日
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