アメリカ,ハワイ州:虹の滝(Rainbow Falls)
地形や地質の特徴

瀑布,直瀑,溶岩流,マウナロア山,洞窟

現場写真 : 虹の滝

ハワイ島の「マウナケア火山」が源流の「ワイルク川(Wiluku River)」は,西岸にあるヒロの町で太平洋に注いでいます。
高さ約24m(80フィート)の「直瀑」である「虹の滝(Rainbow falls)」は,ワイルク川の河口からわずか1kmほど上流の場所,ヒロの街の一角に懸かっています。

虹の滝は,ワイルク川が「マウナロア火山」からの玄武岩の溶岩を「谷頭侵食」した結果生まれた滝です。
その,最大の特徴は,滝裏に巨大な洞窟が開いていることで,原因について記述されている論文などを調査しています。
左岸側の「落口」直下に,横向きの「柱状節理」が見えています。 また,洞窟の中に積み重なっている岩塊は,柱状節理の片割れのように見えます。

(左)ワイルク川の上流側です。 この川の上流には,「Boiling Pots」と言う渓流があり,大小の滝と滝壺などが存在しています。
(右)直径50m程の滝壺です。 下流の川幅が狭くなっているので,滝は後退していないのかもしれません。
ハワイ島の火山地質図

「虹の滝」は,「マウナロア火山」から流れて来た「Kau 玄武岩」の「溶岩層」が「造瀑層」であると思われます。
記事・引用情報・参考情報

【記事】

  • 「ワイルク川」の源流は,「マウナケア山」の南西斜面と思われます。
    一方,「虹の滝」の造瀑層である「玄武岩・溶岩層」は,より新しい火山である「マウナロア山」の火口から流れてきたものです。
  • [仮説]昔から流れていた川(谷)に,マウナロア火山からの溶岩流が流れ込みました。
    しかし,両岸の上まで埋め尽くす程ではなかったために,昔の川筋に地表水が流れ込み,再び川となったのでは,と考えています。
  • 空中写真によると,ワイルク川の上流にある「Boiling Pots」には,川の流れが生み出した大小の池(滝壺)が,数多く存在しています。
    もし,虹の滝真後ろにある洞窟が,Boiling Pots まで延びていたら,地表水は洞窟に落ち込み,虹の滝は無くなっているのではないでしょうか。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

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