和歌山県:和歌の浦(名草ノ浜)の「はまへ型集落」
集落や地形の特徴

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地形(古地形図)と20万分の1 シームレス地質図の三次元イメージ
古地形図上で1回クリックすると,産総研・地質調査総合センターの「20万分の1 シームレス地質図」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

中央構造線の南側に位置する「和歌の浦」の地質は「三波川変成帯」に属する「泥質片岩」と「苦鉄質片岩」ですが,一般的には「結晶片岩」と呼ばれています。
この結晶片岩の上位層は,年代が実に6千万年以上も飛んだ「第四紀 完新世」の「海岸平野堆積物(沖積層)」です。
ところが,地質図によると和歌の浦には「砂丘」の記載がありません。 砂粒自体の性質なのか,強い風が吹かなかったのか,どちらかでしょう。
和歌川河口付近の右岸を構成する「砂嘴」のことを「片男波」と言います(「砂洲」と記された資料もあります)。
微地形と集落空間 : はまへ型集落(低地 > 微高地[砂礫・砂堆・砂州])
古地形図上で1回クリックすると,国土地理院の「地図タイル(標高段彩図)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

「布引集落」は,和歌川左岸の「自然堤防」の可能性があり,もしそうなら「す・かわへ型集落」となります。
また,「紀三井寺町」は,名草山(229m)の西麓にあるので,山麓緩斜面に形成される「やまへ・すそみ型集落」かもしれません。
「内原集落」は亀の川の「自然堤防」と考えられ,「す・かわへ型集落」となります。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「低地の海岸・湖沼岸の汀線(水際)付近で,砂礫,砂堆,砂州で覆われた平坦地から背後の傾斜地に掛けて形成された集落」とされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている「和歌浦町」と「毛見集落」は,この「はまへ型集落」に該当すると考えています(確定ではありません)。
【引用情報・参考情報】

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