福岡県:矢部川中流部,広大扇状地(低位段丘面)の「す・かはへ型集落」
地形の特徴

低位段丘面,扇状地,低地,微高地,自然堤防,す・かはへ型集落,集落空間

地形(標高段彩図)と治水地形分類図の三次元イメージ
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福岡・大分・熊本の3県の境界にまたがる「三国山(994m)」の北面が源流域の「矢部川」は,筑後平野に出ると広大な「扇状地」を形成しています。
この扇状地の特徴は,扇状地内に無数と言ってよいほどの「旧河道」が残っていることです。 裏を返せば「微高地」も数多く存在するということです。
そして,旧河道の場所の多くは水田として利用されており,微高地の多くに集落が造られたのです。
注 産総研・地質調査総合センター発行の「20万分の1 シームレス地質図」には,「後期更新世 中期~後期の段丘」であると記載されています。
微地形と集落空間 : す・かはへ型集落(台地・段丘 > 低位面)

集落のある「微高地」と「旧河道」の標高差は,概ね1m~4mと思われます。
微高地のほぼ全てが集落として,旧河道のほぼ全てが水田として利用されています。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「す・かはへ(上代語)型集落」とは「河川沿いの氾濫原の中の台地・段丘の低位面や,低地の微高地で,扇状地や自然堤防,砂(礫)推,砂(礫)州の上に形成された集落」のこととされています。
  • 編集部では,扇状地(低位段丘面)上に形成された各集落は,この「す・かはへ型集落」に該当すると考えています。
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