青森県:岩木川中流部,自然堤防上の「す・かはへ型集落」
地形の特徴

低地,微高地,自然堤防,す・かはへ型集落,集落空間

地形(標高段彩図)と治水地形分類図の三次元イメージ
 地図上で1回クリックすると,国土地理院の「治水地形分類図・更新版(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

白神山地のほぼ中心の「雁森岳(987m)」付近を源流域とする「岩木川」は,弘前市で津軽平野に流れ出ると,
極めて緩い傾斜を持つ津軽平野で「自由蛇行」を始めました。
ただし現在では,治水工事により堤防が作られた結果,河道はほぼ固定化されました。
蛇行に付き物なのが「自然堤防」で,岩木川の流域にも広範囲に広がっています。
特徴としては,自然堤防が左岸側では現河川にほぼ沿って切れ目なく分布しているのに対し,
右岸側は連続しておらず,切れ切れになっていることです。 蛇行や旧河道の分布も右岸側に寄っているようです。
微地形と集落空間 : す・かはへ型集落(台地・段丘 > 低位面)

一般的に「微高地」である自然堤防には「集落」が形成され,その後背湿地には何らかの排水工事が行われて水田として利用されます。
この津軽地方もそのような土地利用が行われていますが,特徴的なのは河川敷ともいえる現・氾濫原が果樹園(リンゴ畑)となっていることです。
また,岩木川の左岸側は水田が広がり,右岸側は果樹園が広がっています。 土壌,標高や地下水位などと,何か関係でもあるのでしょうか。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「す・かはへ(上代語)型集落」とは「河川沿いの氾濫原の中の台地・段丘の低位面や,低地の微高地で,扇状地や自然堤防,砂(礫)推,砂(礫)州の上に形成された集落」のこととされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている「大川集落」から「中大川集落」,「下大川集落」そして「青女子集落」へと岩木川沿いにに続く「集落群」は,この「す・かはへ型集落」に該当すると考えています。
  • また,右岸側の「飯田集落」なども同様でしょう。
【引用情報・参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【総合案内ページ】