山口県:短いながらも夜市川最奥の「いりの型集落」
集落や地形の特徴

山地・丘陵地,上流末端部,山間谷底緩斜面,いりの型集落,集落空間

地形(標高段彩図)とシームレス地質図の三次元イメージ
地形図上で1回クリックすると,産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

山口県周南市に源流域があって徳山港付近で瀬戸内海に注ぐ「夜市川(やじがわ)」は,全長僅か15km強という短い河川です。
その源流域の地質年代は「中生代三畳紀頃」と古く,長い年月の侵食・風化作用を受けて,なだらかな山容を呈しています。
夜市川の本支流では,源流域にある「遷急点」より低い場所の幾つかは,若干幅広の谷底平地となっています。
そのような場所に,小規模の「いりの型集落」が造られている場合があります(全ての支流に存在するわけではありません)。
微地形と集落空間 : いりの型集落(山地・丘陵地 > 山間谷底平野:上流末端部)

図中の棟数は,地理院タイル(地形図)中に記載されている家記号を数えた結果で,現地調査をした結果ではありません。
民家の数が最も多いのは,「上河井集落」の13棟(上流6棟,下流7棟)で,次いで「藤ヶ本集落」の9棟,最も少ないのは「足河内集落」の4棟です。
なお,上河井集落の場合,上流側と下流側で「小字」が違うならば,二つの集落に分かれるでしょう。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「いりの(上代語)型集落」とは「山地・丘陵地の山間谷底平野で,深く入り込んだ水系の上流末端部の水源に近いところにある集落」とされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている「上河井集落」,「藤ヶ本集落」と「足河内集落」は,この「いりの型集落」に該当すると考えています。
  • また,「佐波川」の支流「島地川 > 矢井川 > 立石川」の最も源流に近い「山口市小河内集落」も,同様に「いりの型集落」であると考えています。
【引用情報・参考情報】

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