鹿児島県:甑島で唯一の山腹集落「たをり型集落」
集落や地形の特徴

山地・丘陵地,山腹型緩斜面,たをり型集落,集落空間

地形(標高段彩図)とシームレス地質図の三次元イメージ
三次元地形図上でマウスクリックすると「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

  「甑島(上甑島,下甑島など)」は,「リアス海岸」の島です。 海岸線から沖に向かうと,水深は急激に深くなります。
それでも,島の海岸には「砂浜海岸」や「砂州」があって,集落の多くはこのような場所か,海に面した谷間に作られました。
しかし,「内川内集落」だけは,標高250m前後という山腹の「緩斜面に」に形成されています。
甑島には,集落を形成するほどの土地は無かったのでしょう。 それにしても,飲料水はどうしているのでしょうか?
微地形と集落空間 : たをり型集落(山地・丘陵地 > 山腹型緩斜面)

「内川内地区」は,北に大きく開けた谷の中腹に作られています。
この谷(未詳谷)の標高200mあたりから上は,花崗閃緑岩類が分布していて,地形が広々としていますが,それより下は急に狭くなって峡谷状になります。
四国(例,祖谷渓)では,谷底ではなく谷の中腹に多くの山村が点在しています。 内川内地区は,それらの状況に類似しているようです。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「たをり(上代語)型集落」とは「山地・丘陵地の山腹型緩斜面にあって,谷線から遠くに離れている集落」とされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている「内川内集落」は,この「たをり型集落」に該当すると考えています。
地形の三次元イメージ : 下甑島の海食崖

「下甑島」の西岸には,高さが400m~350mにも及ぶ,大規模な「海食崖」が存在します。
中でも,「瀬々野浦地区」と「浜田地区」との間にある「立崎」は,その白眉でしょう。
「岩盤すべり」か「深層崩壊」の跡,と思われる地図記号が描かれています。 
【引用情報・参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【総合案内ページ】

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  • このページは「日本の地形千景プラス:甑島で唯一の山村,内川内集落」と統合しました。