宮崎県:日之影町のはずれにある「みね型集落」
集落や地形の特徴

山地・丘陵地,尾根型緩斜面,推定隠田集落,みね型集落,集落空間

地形(標高段彩図)とシームレス地質図の三次元イメージ
地図上で1回クリックすると,産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

「五ヶ瀬川」の支流の一つである「日向川」は,日之影町と諸塚村の境にある「真弓岳(1073m)」付近が源流域となっています。
日向川が枝谷の「二又川」と合流する付近にある二つの独立した尾根の上に,集落が形成されています。 まるで,「隠田集落」のような印象です。
鳥屋の平集落の地質は「泥岩[後期白亜紀・付加体]」で,下小原集落は同年代の「砂岩泥岩互層[付加体]」ですが,
なお,前者の最下部には「玄武岩[付加体]」が,ほぼ垂直地層として分布しているようです。
いずれの集落とも,標高の高い山や尾根が近くにあるので,谷川からの引水で何とかなっていたのでは,と想像します。
微地形と集落空間 : みね型集落(山地・丘陵地 > 尾根型緩斜面)

「鳥屋の平集落」は,南東方向にのびる小さな枝尾根と,それに続く主稜の緩斜面に造られていますが,いずれも500mより高い場所です。
標高から集落の気温は低い筈ですが,標高650mを超える主稜が北西にあるので,冬の季節風を防いでくれる可能性があります。
一方,「下小原集落」は,日向川を挟んだ対岸で北に伸びる主稜の上,450mよりも低い標高の場所に造られています。
しかし,この主稜は左右を川に挟まれているため,防風用の楯はありません。 冬の季節風は耐えがたいものかもしれません。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「みね(上代語)型集落」とは「山地・丘陵地の尾根型緩斜面に立地し,谷線から遠く離れている集落」とされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている「鳥屋の平集落」と「下小原集落」は,この「みね型集落」に該当すると考えています。
【引用情報・参考情報】

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