滋賀県:漂泊する日本最古の琵琶湖
地形の特徴

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標高段彩図と地質図の三次元イメージ : 琵琶湖とその周辺
三次元標高段彩図上でマウスクリックすると「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

活断層図は,「20万分の1 シームレス地質図」に「活断層データ」を重ね書きした画面をスクリーンコピー・保存し,Kasmir3Dで三次元に加工しました。
  • 日本で一番大きな琵琶湖には大きな特徴が二つあります。
  • 第一は,琵琶湖の西岸沿いには,「西側隆起/東側沈降」の「比良活動セグメント(堅田断層など)」や「饗庭野活動セグメント(西岸断層など)」が湖岸沿いに分布しているため,一部を除いて西岸は「比良山系」に代表される山々が湖岸に迫っていることです。
  • 第二は,東岸には広大な「沖積低地」や「三角州」が広がっていることです。
  • 琵琶湖の等深線を注視すると,西岸近くが60mを超えるほど深いのに対し,東側は三角州の延長のように浅くなっています。
  • これらから,琵琶湖の西側は沈降性の特徴を持っているのに対し,東側の大河からは大量の土砂が供給されて,次第に埋め立てられている,という特徴も浮かび上がってきます。
漂泊する琵琶湖 : 漂泊した場所(しがトコ他参照)

古琵琶湖の位置と模式断面図は「しがトコ,2025(下記)」を参照しました。
  • 「琵琶湖」は日本で最も古い「古代湖」です。
    その理由は,今から約400万年前の新第三紀鮮新世終わりごろから生き延びている魚類が,現在も生息していることで証明されています。
  • 古琵琶湖が誕生した場所は,今の琵琶湖の場所ではなく,なんと三重県伊賀市付近だろう,と言われています。
  • それから古琵琶湖は,現在低地帯となっているところを通って北にゆっくりと移動したようです。
  • 今の日野川流域で方向を西に転じましたが,太平洋プレートの移動による巨大な圧縮力によって「鈴鹿山脈」などが誕生したから,と想像しています。
  • そして,今から約100万年前には,今の琵琶湖の南湖の辺りにまで移動してきて小休止しました。
  • しかし,約40万年前頃から「比良活動セグメント」や「饗場野活動セグメント」という「西側隆起(東側沈降)」の活断層が動き出したために,セグメントの東側が沈み込んだことにより,琵琶湖が北東方向に移動・拡大したのです。
  • 南湖の水深が数mしかないと言うことは,地質学的年齢で南湖はまもなく消滅することを示唆しているのでは,と想像しています。
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