北海道:釧路川と釧路湿原
地形の特徴

自由蛇行,自然蛇行,河川改修,捷水路(ショートカット),放水路,河跡湖,旧河道,低層湿原,中間湿原,ヤチボウズ

地形と標高段彩図の三次元イメージ : 釧路川
‼マウスオーバー‼     地図上にマウスを乗せてください。事務局が独自に作成した「標高段彩図」を表示します。

「釧路湿原」は,日本で最も面積の広い湿原で,その大部分は,「泥炭地」を主体とする「低層湿原」です。
南側は「砂丘」で太平洋と区切られており,他の3方向は「海成段丘」と「鶴居丘陵」に取り巻かれています。
「釧路川」は「釧路湿原」の東端に沿って,ゆるゆると流れています。 また,「塘路湖」などの「堰止湖」も全て東にあります。
「雪裡川」など,湿原の西側から流れ下って来る河川の土砂運搬力が強いので,いろんなものがすべて東側に押し付けられてしまったからです。
地形の三次元イメージ : 釧路湿原と新釧路川

湿原内を「自由蛇行」する河川の殆どを包括するような,直線的で無機質な「河川堤防」が建設されました。
これより,本来の釧路湿原は,「新釧路川右岸堤防」の上流側に限定された,と言ってもよいのかもしれません。
地形の三次元イメージと現場写真 : 釧路湿原と釧路川その3

釧路湿原の東端を「釧路川」が流れています。 そして,「釧網本線」は釧路川に沿うように敷設されました。
結果的に,鉄道は釧路湿原東の端に沿うようにして走ることになったのです。
「塘路湖」の付近は,大小の池塘が集まっている,釧路湿原では唯一の場所です。

「塘路」から「コッタロ湿原」を経由して「鶴居村下久著呂」を結ぶ砂利道が存在します。
写真の場所は,カヌーツアーの拠点です。 この辺りが,釧路湿原と釧路川の雰囲気を,最も感じることのできる場所の一つだろうと思います。
地形の三次元イメージと現場写真 : 釧路川とコッタロ湿原

「塘路」~「下久著呂」のほぼ中間にあるのが「コッタロ湿原」です。
この付近は,この砂利道があるだけで,あとは手付かずの自然があるように思えます(本当かどうかはわかりません)。

標高60m余りの「コッタロ湿原展望台」からの眺めです。 写真の右奥は,釧路川の上流方向です。
地形の三次元イメージ現場写真 : 釧路湿原(西側)

「釧路湿原」の西側に敷設されている2本の堤防(道路)の間は,ほぼ自然の状態が保たれているようです。
「湿原展望台」と「温根内ビジターセンター」が設置されています。

釧路市唯一の展望台です。 眼下の直線は「北海道自然歩道」と言いますが,その昔鶴居村へ延びていた馬車鉄道の軌道跡です。
4枚使用したパノラマ画像なので,曲面ひずみが出ています。 画像をクリックすると拡大します。

釧路川の支流「大島川(一部)」です。 「エゾシカ」が,雪の中に顔を埋めて,食事をしていました。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「釧路湿原」を支える河川は,東側より「釧路川本川」,「ケネチャラシベツ川」,「久著呂川」,「雪裡川」や「幌呂川」などで構成されています。
  • 釧路湿原に流れ込んでいる本川・支川の「河床勾配」は,東側は緩く,西側は急である,という傾向にあり,結果的に,上流から運ばれてくる土砂の大きさ(礫,砂や泥)と土量は,圧倒的に西寄りの支川の方が大きいことになります。
  • このことより,釧路湿原はほんのわずかに「西高東低」の傾向にあり,釧路川本川は湿原の東端に追いやられてしまいました。

【引用情報】

【参考情報】

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