希望ヶ丘公園の壕 No.43
那覇市牧志3丁目
希望ヶ丘公園のほぼ中心部にあるガマ(壕)の入口です。
植栽で,あまり目立ちません。撮影:2016年4月。
坑口A:御嶽として利用されているようです。金網で閉鎖されていますが,
 施錠されているので,鍵があれば立ち入りは可能です。
坑口B:壺屋やちむん通りに面する鍾乳洞の入り口。
 両者は,中で繋がっている,という情報があります。
坑口Aの隙間から撮した御嶽の内部です。
天井(天盤)がかなりの規模で崩壊しています。 
坑口Aからの光が届いているところは明るくなっており、
崩壊した土砂なども赤い色をしています。
2年間の変化は「猫だけ」のようです。
記 事

 牧志の公設市場に繋がるアーケード「むつみ橋通り街」の中程,左に折れる小道に,かつて地元の人しか行かなかった?「花笠食堂」があります。その先はなにやら暗い木立に覆われた小高い丘ですが,その丘全体が「希望ヶ丘公園」です。

 希望ヶ丘はすべて琉球石灰岩で構成されており,前述の小道から公園に入って左に向かうと,上段の御嶽(拝所)に行き着きます。これが本壕の坑口です。
 丘の反対側には新しく道路が造られ,その斜面に金網で覆われた坑口があります。 この二つはおそらく中で繋がっていると考えられます。

1フィート運動の会 活動報告

調査日:1992年10月8日 No.43
 ・様 子:奥行約50mの自然洞窟。
      入口3カ所の内1カ所は拝所。
      土砂が堆積し天井までの高さ約1m。
 ・形 態:自然壕
 ・使用者:民間
 ・遺 品:なし
 ・土 質:琉球石灰岩

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(旧那覇地区 No.5)

概略位置
最終編集日:2021年9月3日
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