イシダーヌガマ No.25;那覇市繁多川5丁目
写真撮影:2013年1月・7月

左の明るいところが坑口です。 御嶽(うたき)は右端の石柱の陰にありました。

この石柱が「四鎮嶽」です。 この時点で,拝所は利用されていないようです。 ガマは,左奥と右に繋がっていました。

右奥のガマ。  拝所より一段下がっており,床にはクチャ由来の泥土が溜まっています。

ガマの奥には,コンクリート製の人工構築物がありました。

25m程進むと,高さ1m程の広場がありました。
記事

・以前,民家の庭に琉球石灰岩の小山があり,そこがガマ(御嶽:四鎮嶽)になっていました。 

・ガマは道路の下や民家の下を縦横に走って,数10mほどの長さがありました。 
 写真に写っているコンクリート構造物は,オープンカット工法で施工されているようなので,道路直下かもしれません。

・2018年5月再訪しました。 イシダーヌガマのあったところにマンションが建築されており,坑口も完全に消滅しています。
 ただし,写真下段の鍾乳洞(ガマ本体)まで処理(埋め戻し)されたかは不明です。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年2月28日 No.25
 ・様 子:庭の小高い山全体が自然洞窟になっている。 入口3カ所。 複雑な構造。 拝所。
 ・形 態:自然壕
 ・使用者:民間(編者 町内会?)
 ・遺 品:なし
 ・土 質:クチャ,琉球石灰岩(編者)

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(真和志地区 No.24 イシジャヌガマ) 注:教育研究所の番号はNo.24です。
② Okinawa caving & gama guide [イシダーヌガマ] 情報によると,奥行きは数10mにも及んでいたと思われます。 注:住所は「繁多川」の間違い。