大名町の壕 No.22;那覇市大名町1丁目
写真撮影:2008年2月,2018年5月

大きな墓地の一番高いところにありました。 恐らく,古いお墓を使ってその奥を掘削したと思われます。  撮影:2008年2月。

坑口から3m程度は水平ですが,かなり急な傾斜で下方に掘られています。 撮影:2008年2月。

傾斜角度は20゜程度。 その内部は,相当崩壊していました。 撮影:2008年2月。

2018年5月の坑口です。 対策工事が行われて6年以上経過しているので,木の根が覆い尽くそうとしています。
記事

・坑口から北に延びているガマ(地下壕)なので,那覇市立大名小学校か,隣接する特別養護老人ホームの敷地の方角に伸びているように思えます。

・2012年1月に対策工事が行われ,地下壕はエアーモルタルで充てんされました(那覇市の工事発注公開資料)。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年3月6日 No.22
 ・様 子:全長約60メートル。 入口1カ所。 下に向かって掘られており奥の方は探さ約1メートルの水がたまっている。
 ・形 態:構築
 ・使用者:日本軍
 ・遺 品:杭木,軍靴,砲弾,迫撃砲弾
 ・土 質:クチャ,琉球石灰岩

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(首里地区 No.26) ※資料では,住所が「首里末吉町2丁目」ですが,現地調査では大名町1丁目です。