中央アルプス駒ケ岳一帯を起源とする7つの石 | 類型:自然 | |
七名石(ななめいせき) | 長野県駒ヶ根市 |
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奇岩の写真 |
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![]() 切石 |
![]() 重ね石 |
![]() 地蔵石 |
![]() (左奥)地蔵石 (右手前)袋石 |
![]() 袋石 |
![]() 小袋石 |
![]() 蛇石(頭が左) |
![]() ござ石 |
いわれ,特徴,エピソード等 |
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駒ヶ根高原の七名石は切石,重ね石,地蔵石,袋石,小袋石,蛇石,ござ石のことで,駒ヶ根市の市指定文化財のうち市特別名勝になっています。 切 石: 重ね石: 地蔵石: 袋 石: 小袋石: 蛇 石: ござ石: |
地形・地質の概要 |
中央アルプス駒ヶ岳の千畳敷付近の山体をつくっていた岩盤は,およそ9万年前に氷河によって削り取られ,麓のしらび平まで運び出されました。 その後,約2万年前以降に洪水が頻繁し,土石流によって駒ヶ根高原まで運び出されたと考えられています。 その後は地域の人々の暮らしに溶け込んで現在に至ります。 七名石のうち,切石,重ね石,地蔵石,袋石,小袋石,蛇石の6つは木曽駒花崗岩などの「花崗岩」で,中央アルプス駒ヶ岳を起源としています。 残るござ石は「黒雲母片麻岩」です。 |
奇岩近傍の三次元地形イメージ |
![]() 「七名石」の全ては,「高位段丘面」~「低位段丘面」の上に分布しています。 よって,これらの巨石は,現在(完新世)の土石流ではなく,後期更新世の中期から後期(数万年前)の土石流によって運ばれてきたことがわかります。 |
周辺のジオサイトや観光地 |
☆中央アルプス駒ヶ岳 ☆駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアム |
交通概況 |
☆鉄道 ☆高速バス ☆自動車 |
引用情報,お断り |
【引用情報】 【お断り】 |
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