沖縄県:南城市垣花の垣花樋川(ひーじゃー)
地質の特徴

琉球石灰岩,島尻層群,湧水

投稿者による露頭写真とその説明 : 垣花樋川

【投稿者:天谷 徹男氏】

  • 沖縄本島南部の玉城村(現南城市)に位置する。 昭和60年に環境庁の全国名水百選に選ばれた泉。
  • 四紀の琉球石灰岩から滾々と湧き出た水は、集落の人々の生活の支えとなってきた。
  • 辺りは景色もよく,夏には家族連れなどの憩いの場となっている。
地形と地質の三次元イメージ:南城市(旧玉城村)垣花地区付近[事務局作成]
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

地表は第四紀の琉球石灰岩ですが,一段下の地層は,新生代新第三紀中新世~鮮新世の「島尻層群」です。
垣花樋川は,島尻層群が不透水層となっているため,間隙の多い琉球石灰岩層が帯水層となっています。
なお,急崖直下の島尻層群やより新しい堆積岩地帯には,地すべりに特有の地形が随所にみられます。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質案内」を基にして,事務局が「三次元地形図」,「三次元地質図」や若干の記事などを追加したものです。