富山県:立山カルデラ
地質の特徴

谷頭侵食,鳶崩れ

投稿者による写真とその説明 : 立山カルデラ

(左) 国土交通省立山砂防工事事務所(2002)より。      (右)常願寺川上流,「立山カルデラ」内の砂防堰堤。

【投稿者:岩松 暉氏】

  • 立山の北西には断崖絶壁に囲まれた東西約6.5km,南北約5km の“立山カルデラ”が広がっています。 砂防工事で名高い場所です。
    立山カルデラは,一帯に広く厚く分布する火砕流が噴出することによってそれまでの山頂部が陥没した陥没カルデラである,と考えられていました。
    しかし,最近の研究では,立山カルデラは谷の源頭部が浸食や崩壊により拡大した侵食カルデラと考えられています。
  • 立山カルデラの名称はすっかり定着しているので,湯川谷上流部に発達する大規模な崩壊地形全体を表す地名として用いられています。
  • とくに大鳶(おおとんび)山・小鳶山は安政の飛越地震(1858.4.9)によって大規模な崩壊を起こし,鳶崩れとして有名です。
    その時崩壊土砂は堰止め湖をつくりましたが,その後2度にわたって決壊,成願寺川流域で大災害を引き起こしました。
    富山市大場には十万貫石という巨大転石が残っており,土石流のすさまじさを物語っています。
    現在でも国の直轄事業で砂防工事が続けられています。
地形と地質の三次元イメージ : 立山カルデラ
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「立山カルデラ」は,後述のように「侵食」によって巨大な凹地(すり鉢状地形)ができたものです。
地形の三次元イメージ : 立山カルデラの範囲図

「立山カルデラ」は,前述のように「侵食」によって巨大な凹地(すり鉢状地形)ができたもので,火山の噴火によるものではありません。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質百選:立山カルデラ」と「日本の地質案内:立山カルデラ」を統合したものです。