茨城県:利根川下流右岸の低湿地を開発してできた「あはら型集落」
地形の特徴

低地,耕地整理,盛土,人工地盤,あはら型集落,集落空間

地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 佐原組新田と手賀組新田

「佐原組新田」と「手賀組新田」は,利根川の左岸に拡がる低湿地(後背湿地)を地盤改良して作った田んぼです。
元々が海抜ゼロメートル地帯なので,田んぼの標高は0.0m前後しかありません。
しかし,さすがに住居はこれではまずいので,約2.mまで土盛りをしてあります。
新利根川の水位は約4m,新田の水位は-1m以下でしょうから,常に排水ポンプで悪水を捨てているのです。
微地形と集落空間 : 佐原組新田と手賀組新田に建設された集落群[低湿地での開拓集落 : あはら]

「佐原組新田」や「手賀組新田」の民家群(集落)は,江戸時代から存在していることがわかります。
そして,現在まで集落の分布はほとんど変わっていないことが大きな特徴です。
なお,佐原組新田の東北にある広大な土地は,「芦原」でした。 そしてこの芦原は,その後も耕作などには利用されずに,現在に至っています。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「あはら(上代語)型集落」とは「低湿な低地の氾濫平野で,沼地や河川沿いの低湿地に人工盛土を行って形成された集落」とされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている「佐原組新田」や「手賀組新田」は,この「あはら型集落」に該当すると考えています。
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