宮城県:北上川水系旧迫川の蛇行跡(三日月湖など)
地形の特徴

自由蛇行,河道開削,河道付替え,治水対策

地形と標高段彩図の三次元イメージ:釜石平野?を流下する迫川(はざまがわ)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。事務局が独自に作成した「標高段彩図」を表示します。

栗駒山(1623m)の東斜面が源流の「迫川」は,かつて大和朝廷と奥羽の蝦夷との境界であった,とされています。
流下して石巻平野?に突入すると,そこは標高数メートル以下と言う広大な平野のため,豪雨の度に河道を変える「自由蛇行」を繰り返してきました。
図に示す「迫川」は,河川改修によって新しく開削された河道です。 バイパス(捷水路)にあたります。
「旧迫川」が,古来流れていた河道(のひとつ)ですが,自由蛇行の最も激しかった区間は,改修工事によって直線堤防が設置されています。
蛇行により曲流となった場所は,本流が切り離されて「三日月湖(河跡湖)」となっています。
標高段彩図の三次元イメージ : 旧迫川付近-1

「現迫川」と「旧迫川」が分派する付近の拡大図です。
分派地点の上流側には,振幅の大きな旧河道が複数存在していますが,下流側には1箇所の「三日月湖」しか確認できません(理由は不明です)。
標高段彩図の三次元イメージ : 旧迫川付近-2

「旧迫川」は,分派地点から大きく西に廻りこんで流れており,本図の辺りがその最西端になります。
古の「北上川」は,旧迫川に流れ込んでいた,との情報がありますが,旧迫川の河道幅では,北上川の水量を支配できなかったろう,とも思います。
標高段彩図の三次元イメージ :旧迫川付近-3,三日月湖(河跡湖)群

「迫川」と同様に,「旧迫川」もほぼ真っすぐに流れるように改修されており,それ以前の河道が大量の「三日月湖(河跡湖)」となって残されています。
古の迫川は,いかに「自由蛇行」であったことがよくわかります。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 「栗駒山」の東斜面が源流の河川には,南から「一迫川」,「二迫川」と「三迫川」の名称がついていますが,この三河川は全て麓で合流して「迫川」になるのです。

【引用情報】

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