北海道:然別火山群(溶岩円頂丘,然別湖,火口湖)
地形の特徴

溶岩円頂丘(溶岩ドーム),火山堰止湖,爆裂火口,火口湖,岩塊斜面

地形と地質の三次元イメージ : 然別火山群及び然別湖群
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「然別火山群」は,「南ペトウトル山」,北ペトウトル山」や「ナイタイ山」を中心とする古期活動期と,
「東ヌプカウシヌプリ」,「西ヌプカウシヌプリ」や「天望山」を中心とする「新期活動期」に分けられます。
前者は通常?の成層火山ですが,後者は10座前後の「溶岩円頂丘(溶岩ドーム)」で構成されています。
地形の三次元イメージ : 然別火山群(溶岩円頂丘,爆裂火口)

「西ヌプカウシヌプリ」は,単独の「溶岩円頂丘」のようですが,「火口壁」のような地形も存在しています。
「東ヌプカウシヌプリ」は,3~4の溶岩円頂丘群で構成されており,特徴的なのは,「爆裂火口」を伴う円頂丘が,北から南に移動したことです。
「駒止湖(西小沼)」は,「爆裂火口」に水が溜った「火口湖」です。 時期は,一連の火山活動の最後,と言われています。

「白雲山」は,3~4個の「溶岩円頂丘群」で構成されています。 火口壁の存在から,最初に白雲山本峰が噴火し,爆裂後に南側の円頂丘ができました。
「天望山」はどうやら一つの溶岩円頂丘のようです。
「東雲湖(東小沼)」も,「爆裂火口」に水が溜った「火口湖」です。 なお,活動時期は,調査中です。
地形断面図 :東ヌプカウシヌプリ

「東ヌプカウシヌプリ」の,北北東-南南西方向の地形断面図です。
地形変換点である「B」,「D」と「E」の3つのピークは「溶岩円頂丘」でしょう。 また,「F」は,その可能性があると考えています。
なお,北側の2座(BとD)は,「火口壁」があることから,「爆発的噴火」を伴った溶岩円頂丘と考えています。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 新規活動期は,新生代第四紀後期更新世(約3万年前頃)とされています。
  • 「然別湖」の湖底が比較的平坦であることから,成因は「構造性陥没」と,「東ヌプカウシヌプリ溶岩」による閉塞が相乗したものと考えられています。

【引用情報】

【参考情報】

  • 山岸 宏光 : 然別火山の火砕流堆積物,旧地下資源調査所報告,第49号,pp.37-48.,1977年, (注 現北海道立総合研究機構)

【お断り】