沖縄県:石灰岩で構築された城塞群(今帰仁城,座喜味城,勝連城,中城城) |
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地形の特徴 |
・今帰仁城(なきじん): 古生代ペルム紀~中生代ジュラ紀,付加体,今帰仁層(石灰岩),隆起サンゴ礁,石灰岩,世界遺産 |
地形の三次元イメージ : 今帰仁村,今帰仁城 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 琉球が統一される以前の三山鼎立時代の13世紀ごろ,「北山王」の居城だったところです。 古生代ペルム紀~中生代ジュラ紀に,太洋の海底で堆積した「石灰岩」が,ジュラ紀~白亜紀に「付加体」となった後に隆起した土地です。 |
【現場写真】 今帰仁城址 |
![]() 城壁の石垣は,加工し易い「琉球石灰岩」では無く,古生代~中生代の「石灰岩」を切り出して使用されたそうです。 |
地形の三次元イメージ : 読谷村,座喜味城址 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 1420年ごろ,読谷山の按司だった「護佐丸(ござまる)」が築城した,と言われています。 中生代・白亜紀に,太平洋の海底で生まれた「泥岩層(白亜紀・付加帯)」の上にお城は作られています。 |
【現場写真】 座喜味城址 |
![]() 城壁は,「琉球石灰岩」のブロックを積み上げて作られています。 |
地形の三次元イメージ : うるま市,勝連城址 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 14世紀の初頭ごろ,勝連按司によって小高い山の頂上に作られた,とされています。 この山の大部分は,「島尻泥岩層」と「国頭礫層」ですが,城壁は「琉球石灰岩」のブロックを積み上げて作られています。 |
【現場写真】 勝連城址 |
![]() この城壁は「琉球石灰岩」のブロックを積みなのですが,戦後修復されたもので14世紀当時のものではないそうです。 |
地形の三次元イメージ : 中城村,中城城址 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 城の創建は14世紀とされています。 15世紀には,座喜味城の「護佐丸」が城主となりましたが,16世紀には琉球王朝の直轄地となったそうです。 城は断崖絶壁に面して作られており,頂上部のみが「琉球石灰岩」で,急崖の大部分は「島尻泥岩層」です。 なお,この泥岩層は,地すべりが起きやすいので,要注意の地盤です。 |
【空中写真】 中城城址 |
![]() 「中城城」は,中城湾に少しだけ張り出した岬の最高点近くに作られました。 海上の見張りが目的の一つだった,と想像します。 |
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