沖縄県:伊江島の海成段丘と残丘 |
地形の特徴 |
海成段丘(海岸段丘),隆起サンゴ礁,サンゴ礁,琉球石灰岩,残丘 |
地形と地質の三次元イメージ : 伊江島 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 沖縄本島本部半島の西に浮かぶ「伊江島」は,島のほぼ全てが「琉球石灰岩」と呼ばれる,比較的新しい石灰岩で構成されています。 シームレス地質図によると,伊江島の琉球石灰岩の形成は,「チバニアン期(約12万前頃)」までとなっています。 海鼠型を呈している伊江島は,「高位段丘面」,「中位段丘面」,「低位Ⅰ段丘面」と「低位Ⅱ段丘面」いう4面の「海成段丘」で構成されています。 しかし,島の北部に聳える「城山(タッチュー)」だけが,古生代石炭紀~中生代中期ジュラ紀の「チャート(付加体)」です。 |
地形(標高段彩図)の三次元イメージ :伊江島の海成段丘面とタッチュー |
「タッチュー」と付加体の丘を除いたすべてが「琉球石灰岩」のため,段丘面には若干の「ドリーネ」が存在します。 海成段丘面では,「高位段丘面(H)」,「中位段丘面(M)」と「低位Ⅰ段丘面(L1)」は,比較的広範囲に分布していませんが, 完新世の「隆起サンゴ礁」である,「低位Ⅱ段丘面(L2)」の分布範囲は比較的狭そうです。 |
【現場写真】 タッチュー |
手前の砂浜は「伊江ビーチ」です。 与論港から本部港に向かうフェリーの甲板で撮影しました。 島全体を構成する「琉球石灰岩」に比べてはるかに硬い岩石なので,侵食に耐えて「残丘」となったのです。 |
【引用情報と参考情報】 |
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
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