神奈川県:関東地震が生んだ震生湖
地形の特徴

巨大地震,地すべり,堰止湖

地形と地質の三次元イメージ : 秦野盆地
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「藤沢川」は,「渋沢丘陵」を南に向かって流れる中小の河川です。
1923年に発生した「関東地震」による大きな揺れにより,藤沢川枝谷の「市木沢」の上流で大規模な「地滑り」が発生し,市木沢を堰き止めました。
その結果「堰止湖」が生じました。 多くの堰止湖が後に破堤して消滅する傾向にあるのに対し,この堰止湖は現在に至るまでも存在しています。
現在,「震生湖」と名付けられている湖です。
地形の三次元イメージ : 震生湖およびその周辺

「震生湖」を生じさせた「渋沢丘陵」は,火山灰土,火砕流堆積物,降下軽石である「東京軽石層」などで構成されています。
「千木良ほか(2017)」によると,箱根火山の噴出物である「東京軽石層」が,地震による震動のために「地すべりを起こした」と指摘されています。
5万分の1地形図に見る震生湖

左は1894年~1915年に欠けて制作された「1/5万地形図」です。
右は,最新の「地理院タイル」です。 「地すべり移動体」の推定した移動方向を書き込んであります。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 軽石層:地すべりを起こしやすい地層(地すべり面)として知られています。
  • 桜島火山や霧島火山由来の軽石層は,鹿児島地方では「ぼら(ボラ)」と呼ばれており,しばしば地すべりや土砂崩壊の引き金になっています。
  • 震生湖を生じさせた大規模地すべりの発生について,下記秦野市は「1923年関東地震」と記載しています。
    一方,「日本の地形レッドデータブック 第2集」では,1924年1月の「丹沢山地地震」で発生したと記載しています。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】