静岡県:天城山脈の八丁池は断層湖でした
地形の特徴

断層湖,断層堰止湖

地形と地質の三次元イメージ : 八丁池~カワゴ平
三次元地形図上でマウスクリックすると「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。
  • 「天城山地」は,西の「天城峠」から東の「遠笠山」あたりまで続く,火山性の小山脈です。
  • 主な活動時期は,新生代第四紀チバニアン期(約80万年~約20万年)ですが,「カワゴ平火口」は極めて新しく,3200年程前の噴火とされています。
  • なお,チバニアン期の火山の場合,活動後の侵食が程度が激しいため,噴火当時の火山地形はあまり残っていないようです。
  • 本ページの主役「八丁池」は,戦後しばらくの間カワゴ平と同様に「火口」と見なされていました。
    現に,5万分の1地質図幅『修善寺』では,八丁池の周囲の火口マークと共に,この火口から噴出したとされる溶岩流も示されていました。
  • ところが,20万分の1シームレス地質図では,八丁池の真ん中に断層が記載され,断層湖であることを示唆しています。
標高段彩図の三次元イメージ : 八丁池付近
  • 「八丁断層」と言う「東落ち断層」によって,沢の源頭部が塞がれた結果「八丁池」ができた,とされています。
  • 八丁池の標高は約1174mですが,三叉路になっている登山道のそれは約1178mなので,池の縁の高さは約4mとなります。
  • この沢の源頭が断層運動によって沈下した,あるいは沢自体が隆起したのでしょう。
  • なお,「活断層データベース」では,「右横ずれ断層」と評価されています。
    地形からは「隆起/沈下」を伴う断層と思えますが,どうしたものでしょうか。
【記事・引用情報と参考情報】

【記事】

  • 日本の地形レッドデータブック第1集では,八丁池は「火口湖」とされていますが,最近の研究結果では「断層湖」と判定されたようです。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】