新潟県:長岡市付近の河成段丘と活断層
地形の特徴

河成段丘(河岸段丘),活断層,活褶曲,新規断層地形

地形と地質の三次元イメージ : 長岡市鳥越付近

関越自動車道と北陸自動車道が交わる「長岡JCT」の西側に,北東-南西に延びる「ナマコ型」の地形が存在します。
その西側はほぼ並行に延びる小丘陵が存在し,その東側は信濃川が形成した「沖積低地(氾濫原)」が広がっています。
地形の三次元イメージ :鳥越断層に影響を受けた河成段丘
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長岡市の吉崎地区~鳥越地区の西側,ナマコ型の連続凸地形が「河成段丘(高位面)」です。
ナマコ型を呈しているのは,段丘に平行に走る「鳥越断層」により,地表が折り曲げられてしまったからです。
また,段丘面を断ち切って3本の川が侵食しています。 これより,段丘の形成と断層の活動が,相当程度古いことがわかります。
一方,黒川左岸に分布する「低位段丘」は,断層の右側(東側)の「沖積低地」に広がっていて,断層活動の後に形成されたことがわかります。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

  • 参考図書:日本の地形レッドデータブック 第1集 新装版 -危機にある地形-,p.57,古今書院刊,2000年12月8日
  • URBAN KUBOTA No.17 > 新潟平野団体研究グループ > 信濃川の河岸段丘

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