白梅之塔 下の壕 概略住所:沖縄県糸満市真栄里
概略位置図

マーカーは,坑口の概略位置を示しています。
現場写真 : 白梅之塔 下の壕

白梅之塔の全景です。 地下壕の坑口は,この塔の右側にあります。 撮影 : 2016年11月(全て)。

(左)白梅同窓会による由来碑。            (右)白梅之塔。

(左)沖縄県による説明版。             (右)壕の坑口。

坑口の階段の途中にて。

階段の右側に,壕の奥に続く通路があります。 注意版があるので,平和教育などで壕に入ることもあるのでしょう。

高さは約1m。 殆ど腹ばいにならないと入れません。石灰岩なので空気は通ったでしょうが,奥では,灯りが無いと隣の人の顔もわからなかったでしょう。

坑口の階段を降りきったところにある祭壇。

中からの壕の坑口。 この坑口から米軍の攻撃を受けたのです。
記事
  • 山部隊(第24師団)第1野戦病院壕として使用されたガマです。
  • 県立第二高等女学校の白梅学徒隊46名が所属していた八重瀬岳の第24師団第1野戦病院(ヌヌマチガマ)が解散後,その内の16人が本壕に移動してきました。
  • 本壕は傷病兵の看護場所として使用されており,彼女たちは看護の手伝いを行いました。 戦禍により16人のうち10人が犠牲となりました。
  • 現在,他の場所で戦死した学校関係者149名と共に合祀されています。
地下壕の概要
  • 様 子 :
  • 形 態 : 鍾乳洞
  • 使用者 : 陸軍
  • 遺 品 :
  • 土 質 : 琉球石灰岩
引用情報・関連情報

引用情報

関連情報

  1. 「白梅之塔 下の壕」,沖縄の戦跡ブック『ガマ』,p.92,沖縄県高教組教育資料センター編集,2009年,ISBN978-4-903042-16-9
  2. 「沖縄県立第二高等女学校(白梅学徒隊)」,YouTube
  3. 「白梅之塔」,糸満市
  4. 白梅之塔近くの壕:沖縄県戦争遺跡詳細分布調査(Ⅰ)―南部編―,沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書第5集,p.33.,2001