秋田県:田沢湖と強酸性の湖水
地形の特徴

玉川毒水,強酸性化,生物絶滅,中和処理

地形の三次元イメージ : 田沢湖と玉川・先達川
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「田沢湖」は「潟尻川」の源流となっており,かつては「クニマス」などの淡水魚が生息していました。
ところが,1940年に水力発電と灌漑のために,超酸性であった「玉川」の水を田沢湖に引き入れました。 目的の一つは,酸性水の希釈と言われています。
数年後には湖水も酸性となってしまい,酸性に強い種(例,ウグイ)を除いて,クニマスを始めとして生物は殆ど絶滅してしまいました。
地形の三次元イメージ : 田沢湖

潟尻川への流出は,元々は自然状態(オーバーフロー)でしたが,現在では導水路が利用されています(流出口2)。
流出口1は,「生保内水力発電所」の取水口です。 地形図上の落差は約55m,有効落差は約50mです。
【空中写真】

盛岡市の上空で撮影しました。 田沢湖を直接囲む山々は意外と低いことがわかります。
湖の形を合わせると,巨大な「マール」のような気もしますが,結論は出ていないようです。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 玉川については,玉川温泉の下流部分で取水口の上流部に,石灰による中和処理施設が建設され,現在では玉川自体の中性化がなされました。
    この間の経緯などについては,本ページで説明するよりも,下記の参考情報の方が確実です。 ぜひアクセスしてください。
  • 「先達川導水」も温泉水を多量に含んでいるため,湖水への影響が懸念されているそうです。
  • 田沢湖の成因について,様々な学説があります。現時点でも決定打がありませんので,田沢湖に関する地形・地質・火山用語は使用しませんでした。
    ① 新生代第四紀更新世(180万年前~)に起きた爆発的噴火によるカルデラ説。
     ※田沢湖の容積に見合うだけの火砕流などが行方不明なので,確定的ではありません。 ただし,湖底に二つの溶岩円頂丘が存在しています。
    ② 隕石クレーター説。 ※隕石などの衝突を裏付ける証拠が一切見つかっていません。
    ③ 構造盆地説。 ※編集部でもよくわかりません

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】