複数のボーリング簡易柱状図を地形断面図上に作図する処理[使用説明]
ボーリングデータ(ファイル)の選択
  • 国土交通省の定めた仕様に則って作成された,最大10本までのボーリングデータ(XML)の簡易柱状図を,地形断面図上に描画します。
    ※描画可能なボーリングデータは,DTD110,DTD201,DTD210,DTD300とDTD400です。。
  • 画面左側のメニュー上部にある[参照ボタン]を左クリックすると,ボーリングデータ(XML)の選択用ダイアログが開くので,ボーリングデータを最大10本まで選択します。
    ※ 本処理は地形断面図を作成し,その断面図に複数の簡易柱状図を投映表示するため,ボーリング群は直線状に整列していることが条件となります。
  • 読込ボタン]を左クリックすると,選択したボーリングデータをすべて読み込み,孔口位置を電子地図上に「赤色のマーカー」で表示します。
掘削位置の確認
  • 読み込んだボーリングデータ(XML)の位置は,画面中央の電子地図上に「赤色マーカー」で表示されます。
  • 画面左側のメニュー直下には,ボーリングに関する情報を表示します。
  • このうち,「ボーリング情報」は,確認のために「標題情報」に記録されている情報の中から主な項目のみを表示します。
  • 「孔口最高点」は,選択したボーリング中の最高標高です。 「孔底最低点」は,同様に孔底の最低標高です。 また,高低差は両者の差となっています。
地形断面線の設定
  • 「地形断面線」関係のメニューは,全て画面の右側に表示されます。
  • 右側メニューの「断面線の設定[開始ボタン]」を左クリックすると,地図上の任意箇所で地形断面線の「始点」を決定できます。
    マウスカーソルを画面中央の「電子地図」状に移動し,始点位置で左クリックします。 次いで,屈曲点(最大5点程度)位置あるいは終点位置で左クリックします。
    クリックする度に,右側メニューの直下にクリック点の経度・緯度を表示します。
  • マウスカーソルを右側メニューに移動し,[処理ボタン]を左クリックすると,電子地図上に地形断面線が描画されると共に,「平面直角座標取得処理用ボタン」が表示されます。
  • 緯度・経度 ➡ 平面直角座標の計算は,国土地理院の専用APIを利用しているため,座標系の番号が必要です。 詳しくは以下をご覧ください。
平面直角座標と座標系の番号について(国土地理院)
  • このページにアクセスして,当該ボーリングの「平面直角座標・座標系番号」を調べてください。
  • 国土地理院のこのページへのアクセスは,処理が進むと画面上に表示されます。 ※ 初期画面には表示されません。
緯度・経度 ➡ 平面直角座標の計算処理(国土地理院API利用)
  • この処理は,全て「右側メニュー」から操作します。
  • 「平面直角座標取得処理」で,「座標系」を確定したら,その右側にある[開始ボタン]を左クリックします。
  • 断面線の始点,屈曲点と終点の「緯度・経度値」と「系番号」を国土地理院の座標計算APIに送信して,「平面直角座標」値を受け取ります(毎秒1ヶ所)。
  • 全ての平面直角座標が得られたら,始点~終点間の水平距離を計算して,地形断面図を描画する際に必要な「標高測定点」を求めます。 結果を表示します。
  • 次いで,ボーリング地点の緯度・経度値から平面直角座標値を求め,「左側メニュー」に順次表示します。
  • これ以前に「断面線の標高取得処理」メニューが表示されますが,実際の処理はボーリング地点の平面直角座標値の全てが取得した後で行ってください。
断面線の標高取得処理
  • ボーリング地点の平面直角座標値の全てが取得できたなら,標高取得用の地点数を入力してください(予め,概数を自動計算して表示しています)。
  • 右側の[開始ボタン]を左クリックすると,断面線の始点側から終点に向かって,地表面の標高値を順次表示します(国土地理院の標高APIを利用します)。
  • 全ての標高を取得したら,地形断面図と選択したボーリングの簡易柱状図を,電子地図の下側に表示します。
地形断面図とボーリング簡易柱状図の描画例
  • 取得した位置情報の全ては,「CSVデータ」として保存できます。
  • 地形断面図と簡易柱状図群は,「PNG画像」として保存できます。
  • 簡易柱状図の描画ルールは,「簡易柱状図の作図処理(ボーリングデータ)」に準拠しています。
  • 【お断り】現在,水平距離枠と深度枠は自動設定となっているため,水平距離や深度の変更はできません。